私が好きな白バックと家族写真
久しぶりに笠原の投稿です。
写真館が2月にオープンしてから、嬉しいことにさまざまなご家族が撮影に来てくださいました。
不安だらけでしたが、皆様が来てくださったことでとても勇気をいただきました。
本当にありがとうございます。(本心はまだまだ不安だらけですが・・笑)
さて、ハレノヒは柳町という歴史的建造物が立ち並ぶ地域に立っていて、ロケーション撮影をするにはとても良い環境にあります。
オープン前はロケーション撮影の希望も多いのかなと思ってましたが、いざフタを開けてみると
ほとんどがスタジオ撮影のご依頼です。
もしかしたら今まで寒かったことも影響してるかもしれませんね。
さてそのスタジオ撮影ですが、個人的にとても好きなんです。
バック紙と言われる様々な色のスクリーンを使ったりするのですが、
中でも白の背景が好みです。
なぜかというと、白の背景に人物がいるってことは、他に何もない分、
その「ひと」を感じられるからです。
その人の表情や、仕草、立ち方だけでその人を表現できるってとても素敵。
もちろん何もない背景は、ロケーションや小道具に頼ることができないので、考え方によってはとても難しいことなのだと思うのですが、でも好きなんです。
そんでもって今回紹介するのは、こちらのご家族。
実はハレノヒが入居する旧久富家や同じプロジェクトでリノベーションした旧森永家の工事をしてくださった方たちです。
お兄さんのキャラクターがとてもいい。
きっちりした家族写真の合間の一瞬に撮ったのですが、
会話をしている3人の横で、ふざけるのが好きなお兄さんだけがこっちを向いてます。
しっかり全員がカメラを見て堂々としている写真もいいですが、
私はこんなラフな家族写真も立派な家族写真だと思っています。
ちなみに今回の家族写真の主役は卒業を迎えられた娘さん。
で、紹介する彼女の写真はこれ。
笑!
普通は嫌がるのかな?
でもご家族はこれを選んでプリントしてくれたんです。
決して面白いからだけじゃなく、なぜならこの表情が彼女らしいから。
家族撮影で私が大事にしたいのは数年後、数十年後、その写真を見たときに、
その時の自分や家族が表面的な綺麗さやかっこよさだけじゃなく、性格や雰囲気を含めた
「自分」や「家族」が写っていて、その頃の様々なストーリーが蘇ってくることです。
私はその未来に、
家族が写真を見ながら会話している風景を思い浮かぶことができた時、とても嬉しい気持ちになります。
4月も半ばを過ぎ、だんだんと暖かくなってきました。
ロケーション撮影ももちろん好きなので、またブログで柳町のロケーション写真もご紹介できたらと思っています。