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セミナー講師をすること。フォトネクスト2016を終えて

こちらのブログ、だいぶご無沙汰でした。
言い訳をすると色々とございまして。

その一つが昨日の「フォトネクスト2016」で行った「プロフォト」ブースでのセミナーです。

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フォトネクスト?プロフォト?

業界にいなければわからないこの二つを簡単に紹介させていただくと、

フォトネクスト(photonext)は毎年行われる、日本最大のフォトビジネスおよびフォトグラファー向けのイベントです。去年までは東京ビッグサイトで今年はパシフィコ横浜で開催されました。
ちなみに去年はこのフォトネクストを主催をされているプロメディアさんからの依頼で、1人24,000円もする有料セミナーの講師をさせていただきました。
http://www.photonext.jp

そしてプロフォト(Profoto)はハレノヒのスタジオでも使っているストロボのメーカーで、スェーデン発祥の世界中のプロフォトグラファーが愛用する素晴らしい照明機材を提供されています。
http://profoto.com/ja/home

そんなフォトグラファー憧れのメーカーさんから、大きな舞台であるフォトネクストでのセミナー依頼は今からちょうどひと月くらい前。

「笠原さん、今年フォトネクスト来ます?」
「はい伺わせていただきますよ」
「じゃあセミナーしません?」
「えっ、あっ、はい……ありがとうございます……」

本当にセミナー講師の依頼ってこんな感じできたりします。
そこで最初に聞かされた内容は、ウエディングフォトグラファーさん向けで40分だということだけ。

私も何度か講師をさせていただいているので右も左もわからなくなることはありませんが、とにかく準備に時間がかかるんです。
まずテーマを絞って、色々とお話できる中で時間内に収めるためにどこを省いていくか。
そしてその構成とスライドの準備と展開方法や見え方。

会話の席なら今からでも話せるような内容を、時間内に伝わるように具現化する作業がとても大変です。
トークセッション形式のセミナーなら楽なのに。っていつも思います。

でも、本当は凄くありがたいんです。

なぜかというとこのような一方的にお話をするプレゼンテーション形式のセミナーでは、自分がおぼろげに考えていることを
「どうやったらちゃんと相手に伝わるだろうか?」

ってことを凄く考えて、実践して、反応をみる絶好の機会になるからです。

そして何より自分がそのセミナーのテーマに対し、まっすぐに向き合う時間が作れます。

ちなみに今回のセミナー終了後も何人かの方から「話すの上手ですよね」って言っていただけて、それはそれで嬉しかったんですが、
ただ話し上手だけではプレゼンテーションはうまくいかないんじゃないかなって思ってます。(もちろん大事な要素ではありますが。)
自分の考えを論理立ててわかりやすくストーリーにして伝えるにはどのようにすればよいか?
それをカタチにするための「準備」がなければ、とても限られた時間で多くのことが伝わるようにすることは凡人の私にはなかなか難しいのです。

今回、大きな舞台でもともと集客力のあるイベントではありましたが、細かい告知もほとんだなかったように思いますし、九州の地方都市のいちカメラマンである自分の話をわざわざ聞きに来る人なんているのかな?って正直思っていました。
(多分プロフォトさんもそうだったんじゃないかな?笑)
しかし、ふたを開ければ大変多くの人にお越しいただけました。

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多分午前と午後の2回で200人近くは話を聞いてくださったと思います。

しかも深く頷いたり、メモをとる方、ビデオを撮ってくださる方がいて、
何より皆さんが真剣な目で話を聞いてくださったことが、とても勇気になりました。

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本当にちゃんと準備をして良かった。

セミナー終了後は、多くの方がわざわざ名刺交換に来られて
「刺激や勇気をもらった」
「共感しました」
「明日からまた頑張ろうというという気持ちになれた」

などのメッセージもいただくことができました。
そのような声や反応が、私への何よりの報酬です。

どのようなお話だったか?はまたの機会に書くとして……

まずはこの場を借りて集まってくださった皆様にお礼を申し上げます。
そしてこのような機会を作ってくださりサポートしてくださったプロフォトの皆様、
セミナーで使用させていただいた素晴らしいスライドを大変お忙しい中、短時間で作成していただいた「I」さん、

心から感謝いたします。

皆様本当にありがとうございました!

2016.6.23
ハレノヒ 笠原徹