やっぱり天才じゃなかった件。
「やっぱり天才じゃなかった……」
唐突ですが、わたくし(笠原)のことです。
何故そう思ったかというと、それは先月にさかのぼります。
先月上旬、私はあるブライダル関連の大手企業さまにご依頼を受け、そちらの写真部門の研修会の講師として広島まで行ってきました。
講習会は朝10時から夕方17時までの7時間という長丁場。
何度かセミナー講師はさせていただいていますが、
さすがにこんなに長い時間の講師は初めてです。
先方のプロのウエディングフォトグラファーさんは総勢90名。なかなかの大所帯です。
自己紹介も早々に切り上げ、講習会はスタートしました。
私自身様々なセミナーに参加してきましたが、話だけのセミナーは1時間くらいで飽きてきてしまうし、一方的な話だけでは講師の自己満足で終わってしまうケースもよくあります。
そして早ければ参加者は30分くらいで寝始める人が出てきます。
そこで寝る人0(ゼロ)を目標に「参加するセミナー」を裏テーマに7時間を組み立ててみたのですが……
はい、見事その心配は杞憂に終わりました。
なぜならこちらの会社のフォトグラファーさんたちの学びへの姿勢がとても素晴らしかったんです。
聞くところによると、毎年夏と冬にこのような研修会を行っているそうです。
そこからも少しでも現状をよくして、お客様に良いものを届けるんだという意思をとても強く感じました。
しかも皆さん本当に仲が良い。良い空気の会社だなと思いました。
だから私もテンションが上がってたくさんお話しさせていただきました。
7時間では足りないくらいに。
そんな皆さんの努力は必ず成果として現れるに違いありません。いや必ずなります。
今回は呼んでいただきありがとうございました。
あっ、
そうそう、天才じゃなかった件でした。。。
それはこちらのメールを読んで思ったんです。
とてもとても嬉しいお礼メールです。
特に「今までの研修で一番良かったという意見を沢山聞きました。」という一文。
本当に嬉しかったんです。
でも、でもね、
裏を返すと
「良かった」 → 「分かりやすい」 → 「メソッド化している」
→「天才的な写真の撮り方はしていない」
という意味でもあり、深く学べば誰でもできるということでもあるんです。
もちろんメソッドだけでは一流にはなれないことも分かってはいますが……
でも「やっぱり天才じゃない」
仕方のない現実です。
ただ、悲観だけはしていません。
私は天才ではないからこそ、これからも学びと努力を続けなければいけないことを自覚できましたし、背伸びをせず一歩一歩凡人なりにできることをやっていく決意が改めてできました。
そして学んだことを伝える。より多くの人が喜んでもらえるように。
きっとこれからも多くの天才を前に私は絶望することでしょう。
それでも天才に少しでも近づけるように頑張ります。
嗚呼、凡人は時間がいくらあっても足りない・・・・・・
そんな凡人が代表を務めるハレノヒへの応援をこれからもよろしくお願いしますm(__)m