今回の騒動で分かったこと。そして今の思い。
あれから10日ほどが経ちました。
その間も地元佐賀だけでなく全国各地から応援の言葉を頂戴し、スタッフ一同感激しています。
またSNSでも非常に多くの方にメッセージをいただきました。
全ての方に返信をするのがやはり困難なため、大変失礼ながらこの場を借りて改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
今回のブログは、私たちの中でのこの騒動に対する気持ちの一区切りとして書かせて頂きます。
なぜなら私たちはこの騒動をいつまでも引きずるわけにはいかないからです。
とにかく明日からは気持ちを新たに前に進もうと思っています。それが応援してくださった皆様へのまずは恩返しになると信じて。
恩返しといえば昨年12月にYouTubeで公開を始めた「SA GA LAND」。今回の騒動によってそのPRはおろか、その後の経過報告もできていませんでした。
それでもつい先日、福岡のTV番組で取り上げていただいたりと、県外の方にも少しずつ見て頂けるようになってきているのかなと思っています。
これを読んでいる方の中には「SA GA LAND」がなんのことだかわからない人もいると思うので、話がそれますが改めて少しだけ紹介させてください。
「SA GA LAND」はハレノヒが佐賀県の魅力を県外や世界にPRする目的で、昨年大ヒットしたミュージカル映画のオープニングを佐賀バージョンにアレンジし、長回し(編集なしの一発撮り)という手法を用いて撮影した3分37秒の作品です。
監督は友人でもあり「シン・ゴジラ」の助監督も務めた伊野瀬優氏が行い、出演者は佐賀県在住のボランティア54名、スタッフを含めると総勢70名にも及ぶ大きなプロジェクトになりました。
制作費はおよそ100万円。内訳としてクラウドファンディングで集めた31万3千円と、残りは全額当社の負担です。
「SA GA LAND」のYouTubeはこちら
ではなぜこの動画を作ったのか?
それは私たちハレノヒが佐賀で活動させていただき、地域の人に支えられている写真館だからです。そんな普段からお世話になっている佐賀に何か恩返しをしたいと、昨年6月からこの動画の自主制作を企画し12月に完成させました。
そして公開。いよいよこの動画を全国にも広めたいと思い、メディアリリースの手配もすませた矢先に今回の騒動が起き、図らずも私たちはその騒動に巻き込まれてしまったという経緯です。
さて話を戻します。
前回も書いたようにこれから先この騒動によってどんな影響が出るのか全くわかりません。
でもわかったこともあります。
それは今回の騒動も含め、私たちはやはりたくさんの人に支えてもらっているいうことです。
その支えを無駄にしないためにも、私たちは「ある騒動に巻き込まれてしまった会社」ではなく、「ハレノヒ(ハレの日)という言葉にふさわしい会社」になるために一歩一歩頑張って参ります。
そして何年かかるかわかりませんが、「SA GA LAND」のような何かしら見えるカタチで、その恩返しを皆様に必ずしたいと考えています。
それがいまの私たちの思いです。
これからも佐賀の写真館「ハレノヒ」をどうぞよろしくお願い致します。
ハレノヒ代表
笠原 徹