ハレクツ&台紙を企画製作しました。
数ヶ月ご無沙汰だったハレノヒブログ。今回はお知らせです。
来週6月5日から6日にかけて行われる「PHOTO NEXT(フォトネクスト)2018」にハレノヒはブースを出展いたします。
「PHOTO NEXT」は毎年行われ数万人が来場する営業写真業界最大のイベントです。
数年前まで会場は東京ビッグサイトでしたが、ここ数年はパシフィコ横浜で開催されています。
通常であれば私たちは新しい商材や機材、システムにサービスなどを見に行く側なのですが、今回写真館であるハレノヒが出展側になるのは、ある商品を企画・製品化したからです。
『3歳の七五三撮影では、草履の鼻緒が痛くて履くのを嫌がる子がたくさんいる。』
七五三を撮影していく上でこの「草履の鼻緒問題」は、笑顔で可愛い表情を残してあげたい親御さんたちと私たちにとって、大きな問題でした。
衣装を提供している側も、草履に鈴をつけるなど少しでもテンションが上がるようにと工夫はしていますが体感的なところまでは解決できていません。
「鼻緒や足袋が痛い」
「歩きにくい」
「すぐ脱げる」
その痛みや不自由さがある限り、多くの子供は楽しくないと思います。
『楽しいから笑顔になる』
これはハレノヒのホームページにも書かせていただいていますが、大人も子供も一緒。ただ大人は我慢できて子供達はより素直なだけです。
また撮影の現場やお参りに向かわれる場面では、どうしても草履を嫌がる子に対して普通の靴を履かせる場面も目にしました。でもやっぱり着物にはあまり似合いません。
さらに「着物には草履」という大切な部分もあります。いくら痛いからといってその組み合わせがお参りの正装です。
そんな課題を解決する「痛くなく、歩きやすく、脱げにくい。着物に似合って、草履に近い靴。」を探そうとしてもなかなか見つかりませんでした。
『だったらいっそのこと作ってしまおう!』
これが「ハレクツ」の開発の始まりでした。
今からおよそ1年前、お世話になっているシューズデザイナーさんに試作を作ってもらい、昨年秋には実際にお客様にも試していただいたところ、「とてもいい!」という評価をだったので、同じように困っている人に使ってもらえるのでは?ということで販売を決定しました。(現在意匠登録も申請しています)
「写真館やカメラマンの七五三撮影時」
「レンタル衣装店などのレンタル用」
「一般の方のご家族ご友人へのプレゼント用」
「外国人の方のお土産」
などに使っていただけるチャンスがあるのかなと思っています。
ただ職人による手作りの受注生産なので、納期がかかることと価格が高めであることはお許しください。その分クオリティーは抜群ですよ。
そして企画した商品の二つ目はハレノヒの「台紙」です。
台紙は写真を彩り保管する役目を持っています。
しかし、その彩りの部分において自分たちが楽しくなるものがなかなか見つかりませんでした。そこでこちらも『作ってしまおう』ということで完成したのがこちらです。
以前よりスタジオのギャラリーで販売させていただいていた熊本の『PINK INDIA』さんにお願いをして、たくさんの素晴らしい生地の中から3種類をピックアップして今回台紙にしました。
ラインナップは2面台紙と3面台紙。中枠として当社が用意したのは六切りと八切りですが、他の台紙メーカーの中枠も使えますので、好みによって変えられると思います。
こちらは一般の方というより、まずは写真館やカメラマンさん向けの商品と考えています。
この二つの商品開発は、ハレノヒという写真館を作ったときと同じように
「自分たちがお客さんだったら」
「自分の家族や友人に勧められるものを」
という視点で作っています。
しかしそのような商品の多くは手間ばかりで儲かるものでもありません。今回の商品も同様です。(だから周りを見渡しても見つからないのですが……)
そんな自分たちが欲しいを形にした商品を日本中の方に使っていただいて、多くの方が笑顔になってくれたら嬉しいです。
業界の皆様、どうぞ来週のフォトネクストではハレノヒブースにぜひお越しください。
(ちなみに代表の笠原は5日の14時30分より会場内イベントスペースにて、今回のフォトネクストのキーワード「NEXT」をテーマにセミナーを行う予定です。お時間があればぜひこちらもよろしくお願いいたします。)