ハレノヒ違いの渦中にある私からのお礼と「はれのひ」元社長へ伝えたいこと
はじめまして。株式会社ハレノヒ代表の笠原と申します。
騒動から2日が経ち、当社も落ち着きを取り戻そうとしています。
ネットニュースや新聞、テレビ等で報道されています通り、はれのひ株式会社の騒動において当社・株式会社ハレノヒの名前や事業が類似している事でお騒がせしたことや、当社をご利用いただいているお客様や関係者にご心配をおかけした事をまずはお詫び申しあげます。
仕事が溜まっていたため、連休明けの定休日だった今日も私一人会社にいたのですが、非通知の電話や取材の電話が数件ある状況でした。
ここでお礼を申し上げたいと思います。
それはSNS上などで、当社が今回の騒動とは全くの無関係であり、間違えないように呼びかけて下さるなど、風評被害を防ごうと動いて下さった皆様にです。
見ず知らずの当社に被害が及ばないように行動して下さり、本当にありがとうございました。
おかげさまで、誹謗中傷やキャンセルなど直接的な被害は最小限になっていると思っています。
心配してくださっているので、そのことをこのブログでお伝えさせて頂きます。
また、当社への応援のコメントなどにもとても救われました。涙が出るくらい本当に嬉しかったです。全ての方に返信できていませんので、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
そしてもちろん、友人知人や今までのお客様からのお気遣いもありがとうございました。
ご心配いただいている風評被害については、正直なところ今というよりむしろ将来的なところを懸念しています。
当社は昨年10月、佐賀市に七五三やフォトウエディングも取り扱う写真館&レンタル衣装店「Reminess(レミネス)」を新しくオープンしたばかりなのですが、お客様からすると違う会社だと頭ではわかっていても「ハレノヒ」という社名の「音」にどこか嫌悪感や警戒心を抱いてしまわれるかもしれないからです。
その影響については、新規のお客様の動きなので風評被害なのか、当社の努力不足なのか計測することが難しいためとても心配しています。
社名を変えては?というご意見もお見受けしましたが、「ハレノヒ(Halenohi)」という社名は私が起業する際、自分の子供に名前をつけるような思いで命名したので変えるつもりはありません。
当社のハレノヒという名は、
写真を撮る日がその人の「ハレの日」になって欲しいという意味のほか、
心が晴れやかになる天気の「晴れた日」の意味と、ハワイ語で「家」を指す「hale」の日、つまり「家族の日」になればいいなという思いのもと付けました。
今はむしろ「はれのひ」という音に付いたマイナスイメージを、当社でなんとかプラスに持っていきたいと考えています。
さて、このブログを直接見る機会はないかもしれませんが、
騒動の「はれのひ」株式会社の元社長様へもこの場を借りてお伝えしたいことがあります。
まず今回の騒動で当社へ影響が出るなんてことは、おそらく貴殿の頭の中にはなかったと思いますし、そこに対して恨みなどは一切ありません。
しかし、成人式当日に業務を放棄した行動は到底容認できません。
人生の門出であり、まさにハレの日を迎えようとしている成人やそのご家族の、戻ることのない大切な時間を奪ったことは、同業者としても一個人としても全く理解できません。
小さな小さな会社ながら一応は私も同じ経営者です。
事業が苦しい時もあるでしょうし、倒産するかもしれません。
それでもこの事業を行なっている以上、あなたには最後までカッコつけて欲しかったです。
「もう倒産するけど、成人式だけはちゃんと着物を着させて終えてあげたい。」
そう考えて欲しかったです。
それが「時」と「思い出」を扱う商売をしている人間の最低限の資質だったんではないでしょうか。
偉そうにすみません。
ただ、少なからず影響を受けた人間の一人としてその権利があると思い言わせて頂きました。
最後に、
改めて被害者の皆様へ心よりお見舞い申しあげます。
救済への動きも出てきていると聞いています。
もうこれ以上皆様が傷つくことがないよう、そのような活動をして下さる方達にしっかり対応して頂けると良いですね。
当社は佐賀なのでさすがに来る機会は作れないかもしれませんが、「もし行ってもいいよ」という方がいましたら、当社でも無償でレンタルと着付け及び撮影をしますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
着物を選んで周りにある古民家のロケーションやスタジオで楽しく撮影しましょう!
そして佐賀牛など美味しいものを食べたりして佐賀を満喫して帰ってください。
スタッフ共々お会いできることを楽しみにしています。
2018.1.10
株式会社ハレノヒ
代表取締役 笠原徹